こんにちは、塩っペです!
普段タクシーを運転していると、「ここ、毎回すごい揺れるな……」という場所がいくつもあります。
大型車両によってできたわだち、アスファルトのたわみ、橋の継ぎ目、段差、マンホール。普段何気なく走っている道路でも、場所によっては車体が大きく揺さぶられることがあるんです。
運転手が慣れていれば避けたり速度を調整したりできますが、知らずに通るとお客さんの頭がガクッとなったり、コーヒーがこぼれそうになったりすることもあります。
僕自身、「お客さんを起こさないゆりかご運転」を目指しているので、こういう場所では特に神経を使います。
ということで今回は、現役タクシー運転手の僕が普段から警戒している福岡市内の激揺れポイントをご紹介します。
どれくらい揺れるのかを✰の5段階評価で書いていこうと思います。基準は以下の通り。
- ★☆☆☆☆ 気づく人は気づく
- ★★☆☆☆ 飲み物注意
- ★★★☆☆ スマホ操作中なら気になる
- ★★★★☆ 寝てたら起きる
- ★★★★★ 後席から「うわっ!」が出る
あくまで僕の感覚ですが。
福岡で運転する人はもちろん、タクシー運転手を目指している人や新人ドライバーの参考になれば幸いです。(道路状況は舗装工事などで変わることがあります。この記事は2026年6月時点での情報です)
福岡市内 激揺れポイント
【中央区】地行交差点 北向き


📍場所:地行交差点 南北向き
⚠️揺れの種類:交差する道路との段差
🚕おすすめの対策:20~30km/hで通過、右車線を走行
⭐揺れ度:★★★☆☆
💬対向車線や後続車両のプレッシャーで急ぎがち。だけど、ゆっくり落ち着いて。
まずは地行交差点です。明治通りを東西向けに走るには問題ありません。むしろ滑らかに走れます。
しかしながら、南北に交差する道路から明治通りを横切るときには道路の継ぎ目の段差で大きく揺れます。特に北向きに走るときの揺れが大きいです。
30km/hくらいでの通過であれば、ある程度緩和できますのでできるだけ速度を落として通るのがオススメです。
【中央区】平尾大池交差点 東向き


📍場所:平尾大池交差点 平尾方面
⚠️揺れの種類:路面の段差
🚕おすすめの対策:30~40km/hに減速、右車線を走行
⭐揺れ度:★★★★☆
💬筑肥新道は右車線がオススメです
筑肥新道の平尾大池交差点を平尾方面に走るときは、道路の段差で大きく揺れます。赤信号からの発進であれば、加速するよりも先に段差にさしかかるので揺れは少ないです。
しかし青信号で速度が出たままこの段差を越えてしまうと、寝ているお客さんは起き、コーヒーを持っていればこぼすレベルの揺れに見舞われます。
特に左側車線は揺れが大きいため要注意です。可能であれば右側車線を走りたいところです。
【博多区】ファミマ筑紫通比恵町店前 博多駅方面


📍場所:筑紫通り 博多駅方面左車線
⚠️揺れの種類:橋の継ぎ目の段差
🚕おすすめの対策:30~40km/hに減速、右車線を走行
⭐揺れ度:★★☆☆☆
💬その先瑞穂交差点も左折車両で詰まりがちです。右車線がオススメ。
博多区の筑紫通りは信号の繋がりが良ければ長い区間をひと息に走れる気持ちのいい道路です。
空いていればスイスイですが、そんな時こそ要注意です。博多駅方面に向かう時、山王公園を通り過ぎて右手にファミリーマートが見えてきます。そのファミリーマート手前の信号交差点の左側車線。
川に架かる橋のあたりに大きな段差があります。速度が出た状態で通ると、急降下するような縦揺れに襲われます。
40km/hあたりまで減速した状態で通過すると、あまり揺らさずに通り抜けられます。
【博多区】上牟田 かごんま月極駐車場前

📍場所:上牟田2184号線
⚠️揺れの種類:橋の継ぎ目の段差と隆起したマンホール
🚕 対策:30km/hに減速
⭐ 揺れ度:★★★★★
💬橋の手前で30km/h!お尻が浮く揺れに備えて!
空港国際線に向かう時の抜け道にも大きな揺れポイントがあります。この橋を渡った直後です。


橋の先が下り坂になっているから視認は難しいのですが、渡った直後に隆起したマンホールがあるんです。しかもちょうど左側のタイヤで踏んでしまう位置に。
段差があると気づいて減速しても時すでに遅し。むしろ急ブレーキとなり揺れを増幅させてしまいます。
十分に速度を落として、その速度のままマンホールに臨みましょう。
【博多区】空港国際線北口
📍場所:空港国際線入口
⚠️揺れの種類:路面の凹みと道路の継ぎ目
🚕 対策:30~40km/hに減速
⭐ 揺れ度:★★★☆☆
💬大人数、大荷物の状態だと揺れも増幅!
国際線と言えばもう一つ忘れてはいけないのが、国際線北口から出発口に向かうスロープです。ここ、2回揺れます。


まずはスロープの直前。路面が大きく凹んでいて、ここが1つ目の揺れポイント。一度沈んで、その後にフワッと浮くような、車酔いを誘発しそうな揺れです。

そしてスロープの登り始め。道路の継ぎ目が経年劣化で凹んでいるのが2つ目の揺れポイントです。こちらは凹みと道路の継ぎ目というダブルパンチ。しかし1つ目に比べるとそこまで大きな揺れにはなりにくいです。そして凹んでいるのは車のタイヤがよく通る位置だけなので、少しライン取りをずらすことで回避可能です。
【博多区】百年橋


那珂川にかかり、美野島から空港方面へと伸びる百年橋通り。その通りの名前の由来となった橋にも大きく揺れる箇所があります。
那の川交差点から駅南方面へと向かう途中、百年橋を超える瞬間のこと。橋とと継ぎ目に段差があるんです。
写真で見る限り、そこまで大きく揺れそうな段差ではありません。むしろ「段差なんてあるの?」と聞きたくなってしまうレベル。
だけどここを40km/hほどで通過すると、ビックリするくらいに揺れるんです。橋よりもその先のほうが低くなっているので、ストンっと落ちるような揺れです。
空港へ向かう時に通ることが多い道のため、トランクにはスーツケースを載せていることがあるかもしれません。
段差を通った瞬間にトランクからガタンッ…!
お客さんは揺さぶられ、荷物は荷崩れするかもしれません。
速度は控えめに、一定の速度で通過を心がけましょう。
【博多区】アサヒロジ裏

📍場所:竹下2105号線
⚠️揺れの種類:路面の段差
🚕対策:20~30km/hに減速
⭐揺れ度:★★★★★
💬セブンを通過後、色が違うところです
博多駅から線路沿いの道を走ると、きよみ立体橋をくぐって長い一方通行にたどり着きます。竹下2105号線です。アサヒビール前を通らずに竹下駅にたどり着き、信号もいくつか回避できるので通る人は多いのではないでしょうか。
セブンを通り過ぎたところに、道路の色が一部違うところがあります。
実はこれ、「米軍板付基地専用線」という線路跡の名残なんです。掘り返したら線路が出てくるのかもしれません。その線路跡が路面からぼこっと盛り上がっているんです。

これを踏むと下から突き上げるような揺れが来ます。その先にもいくつか揺れるポイントが続くので、大きな揺れからずっと揺れることになります。
30km/h制限ということもありますので、速度は抑え目に走りましょう。
【博多区】ひょうたん池

📍場所:住吉神社前交差点(ひょうたん池横の一方通行)
⚠️揺れの種類:マンホール等の凹凸
🚕対策:20~30km/hで走行、慌てない
⭐揺れ度:★★☆☆☆
💬信号が青だと焦ってアクセルを踏みがちです…。
ひょうたん池の横、駅南方面へ向かう一方通行には小さなマンホールが多数設置されています。しかもその多くが沈み込んでおり、左右のタイヤが次々と段差を拾うような状態です。
前方の信号が青だと「今のうちに抜けよう」とついアクセルを踏みたくなりますが、ここは我慢。速度が上がるほど揺れも大きくなるため、池の柵沿いを20~30km/h程度で流すくらいがちょうどいいと思います。
そして本当に注意したいのは、その先の左折です。
横断歩道が建物の陰になっていて、歩行者の発見が遅れやすいんです。
マンホールで左右に揺れた直後、横断歩行者に気づいて急ブレーキ。そうなると今度は前後にも揺れが発生します。
わずか数十メートルの区間ですが、
「左右揺れ → 急ブレーキによる前揺れ」の凶悪コンボが発生しやすい場所です。
乗り心地を重視するなら、青信号でも焦らずゆっくり通過するのがおすすめです。
【博多区】昭和通り東向き 中洲中島町

📍場所:昭和通り東向き 中洲中島町
⚠️揺れの種類:路面の凹凸と信号による急減速
🚕対策:先の信号を読んで早めの減速
⭐揺れ度:★★★★☆
💬先の信号を読んで早めに緩やかな減速を!
福岡市内でも屈指の快走路が昭和通りです。市内移動ではほぼ必ず通る幹線で、流れに乗れば非常にスムーズに走れる道路です。
ただし油断できないのが、中洲中島町周辺の区間。中央郵便局前からホテルオークラ福岡付近にかけては、路面の細かな凹凸が続き、微妙な“波打ち揺れ”が発生しやすくなっています。特に2〜3車線目はその影響を受けやすく、速度が出ていると細かい上下・横揺れがじわじわ蓄積します。
さらに厄介なのが信号の多さです。流れに乗りやすい道である一方、交差点も密集しているため、少し油断するとすぐに50km/hを超え、そのまま急停止というパターンになりがちです。
結果としてこの区間は、
- 路面由来の“細かい揺れ”
- 信号由来の“前後ショック”
この2つが重なり、乗り心地が一気に悪化するスポットになります。
この区間のコツはシンプルで、信号を1つ先ではなく“2〜3つ先まで見る”ことです。
- 歩行者信号が先に変わる
- その連動で車両信号も変化
- 流れ全体が一気に止まる
こうした“連鎖変化”があるため、兆候を感じた時点でアクセルを抜くのが理想です。
「止まってからブレーキ」ではなく、「止まりそうだから滑らかに減速」が正解。これだけで横揺れ+急停止のコンボはかなり減らせます。
道路です。周囲の流れを意識しながらも、お客さんの乗り心地を優先した運転を心掛けたい区間です。
【早良区】マイカー通り

📍場所:通称マイカー通り藤崎方面 高取1丁目ファミマ通過後
⚠️揺れの種類:隆起したマンホール
🚕対策:20~30km/hで走行、マンホールを避ける
⭐揺れ度:★★★★★
💬西新からの酔客を乗せてこの揺れはキケンです!
公式な道路名ではありませんが、西新商店街の南側を並走し、西新から南庄方面へ伸びる東西の通りは「マイカー通り」と呼ばれています。昭和のマイカーブームの頃、この道路を多くの車が行き交ったことが名前の由来だそうです。
そんなマイカー通りですが、ファミリーマート高取一丁目店を藤崎方面へ通過した直後に要注意ポイントがあります。
一見すると何の変哲もないマンホール。
ところが車で踏むと驚くほど大きく跳ねるんです。
しかも厄介なのは、そのマンホールが見つけにくいこと。段差が大きく飛び出しているようには見えず、周囲にも複数のマンホールがあるため、初見ではほぼ分かりません。
夜間になるとさらに発見が難しくなります。
そしてこの道路は西新の飲食店街からの帰宅ルート。酔客を乗せて走る機会も少なくありません。
そんな状態でこのマンホールを踏むと、一気に車内の空気が緊張します。
目印はファミリーマート高取一丁目店。
店舗を通り過ぎたら見えてきたら少し速度を落とし、マンホールを意識しながら走るのがおすすめです。
【南区】大池通 野間3丁目

📍場所:大池通り 若久通りとの分岐後大池方面
⚠️揺れの種類:路面の凹凸
🚕対策:速度を抑える
⭐揺れ度:★★★★☆
💬2車線ともよく揺れます。
若久通りとの分岐を通過後、野間3丁目の信号までは路面の凹凸が小刻みに続きます。しかも2車線の両方とも。
道幅が広い道路というものもありスピードが出やすい道ですが、速度は控えめに。50km/h制限の道路ですが、そこまで出すと段差を超えるたびに上に跳ねるように揺れます。
高宮駅で果物を買ったお婆ちゃんを乗せているときにこの段差に気づかず通過してしまい、リンゴがいくつか転がってしまったのを覚えています。トランクに載せている荷物は荷崩れし、お客さんの荷物は車内に転がるような段差です。飲み物を持っていたらより危ないと思います。
【南区】野間のコミュニティ道路


📍場所:大池通りと並行するコミュニティゾーン
⚠️揺れの種類:連続する減速帯
🚕対策:20km/hほどで走る
⭐揺れ度:★★★★★
💬わざと揺れるような構造になっています。
大池通りの東側にはコミュニティゾーンの道路が並行しています。
ここまで紹介してきた段差やマンホールとは違い、この道路は車の速度を落とさせるために意図的に凸凹が作られています。
野間から皿山方面へ向かう際、野間大池周辺の渋滞回避ルートとして便利なのですが、急いで通過すると上下の揺れが連続して襲ってきます。しかもフワフワと浮遊感を伴う揺れ。
制限速度は30km/hですが、その速度でも意外と揺れます。凸凹区間が何か所も続くため、お客さんへの負担がじわじわ蓄積していくタイプの道路です。
そして厄介なのが、その先。

ようやく凸凹区間を抜けたと思ったところで急こう配と一時停止。
凸凹区間を抜けたからといって加速した状態でさしかかると強めのブレーキをかけることになり、上下揺れのあとに停止ショックまで追加されることになります。
車酔いしやすい人にとってはなかなか過酷な区間です。この道路を通るときは、一定速度を保つことが大切です。
凸凹区間を抜けても加速せず、そのまま一時停止まで流すイメージ。上り坂の抵抗とエンジンブレーキを利用しながら自然に減速し、最後だけ軽くブレーキを添えるようにすると揺れをかなり抑えられます。
まとめ!福岡市内の「激揺れポイント」はこう対処する
今回紹介した福岡市内の激揺れポイントを紹介しました。まだまだ他にもありますが、今回はこの辺で。
交通量が多い幹線道路では、橋の継ぎ目やわだちなどの路面が受けてきたダメージによる凹凸が揺れを引き起こします。
一方で生活道路やコミュニティ道路では、マンホールや減速帯など道路の構造由来の揺れが目立つようです。
どのポイントにしても共通して有効な運転は
・速度を出し過ぎない
・段差の直前で慌ててブレーキをかけない
・車線選び
の3つになると思います。特に「見えてから減速」では間に合わず、むしろブレーキのせいで余計に揺れてしまう段差も多いです。場所を覚えておくこと自体が最大の対策と言えるかもしれません。
同じ道でも、知らずに走るか、知っていて走るかで乗り心地は大きく異なります。
タクシーは単に目的地へ送るだけではなく、どれだけストレスなく目的地まで送り届けられるかが腕に見せどころだと思っています。
その意味では今回紹介した「局所的に揺れるポイント」を知っているのは大きな武器です。
お客さんの睡眠を妨げない。飲み物をこぼされない。車酔いさせない。
ご参考になれば幸いです。
今回揺れる箇所として紹介したスポットですが、実はあと2つあったんです。だけどいつの間にか舗装工事が行われていてそれはそれはスムーズに通れるようになっていました。今回紹介した箇所についてもいつの日か揺れを気にせずに通れる日が来ると思います。
気長に待ちつつ、それまではショックを和らげる走り方を心掛けたいところです。
今日は以上です(`・ω・´)ゞ

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