タクドラの僕が嬉しくなる瞬間4選!

タクドラの小ネタ

こんにちは!塩っペです!

この間ちょっと嬉しいことがありまして。

運送会社にお勤めのお客様、飲み会で呼び出されたそうで若干の愚痴交じりなお話をされておりました。お連れ様をホテル前で降ろしてそのまま助手席で。

「後ろに移っていただいても大丈夫ですよ」とお声掛けしたんですが、「いえ!せっかくなら助手席に乗せてください!」とのこと。なにがどうせっかくなのかは、あれからしばらく経ってもよくわかりません。

その方、若干酔っていらっしゃったのであまり深くは考えないでおこうと思います。

そのお客様とはいろいろ話が弾んだんですが、降り際に「僕は運送会社に勤めてましてね。まだ今夜も走られるんですよね。どうぞ、ここからもご安全に!」と。

ありがとうございました!とかはよくあります。ただこれは初めて言われました。それと同時に、この後の安全も併せてエールをいただいたようで。

あと同じ「道」というものの上でお仕事をするある意味同業者とも言えて、無事故で帰庫することの意義を知っている方からその言葉をいただけた重みもあり、とても嬉しく思いました。

もちろんその後も事故・トラブルなく帰庫することができました。

今回はそんな、タクシーの仕事中に起こる嬉しい瞬間をあるあるにしてみました。思いついたままに書いたので、他にもこんなのあるよ!というのがあればどしどしコメントお寄せいただければと思います。

タクドラの嬉しい瞬間あるある!

長くそこに住んでいても意識して通らないと分からない道ってありますよね。

タクシードライバーであれば知っていて当然の道だったとしても、普段車にあまり乗らない人であれば知らない道もある。そんなお客さんがぽろっと後部座席でこぼす言葉。

「この道通ったら早いんですね~!!」と言われると、心の中で小さくガッツポーズしてしまいます。

「この間乗ったタクシー、ここ曲がればいいのにまっすぐ行ってさぁ…やっぱりこの道通るよね!」

以前言ってもらえた言葉なんですが、嬉しかったですねぇ。

一般的な会社員と違って、誰かと比べて褒められることって少ない仕事です。褒められたとしても〇×さんより売上がいい、だとか実車率が高いだとか。数字的な面で褒められることがほとんどだと思うんですよ。会社内では。

ただ、この言葉を言ってもらえたということは、経路選択の適切性という定性的な面を別のドライバーと比較して褒められているということです。

普段褒められることのない「仕事のやり方」についてコメントをもらえるというのはそれだけで嬉しいものです。

「すみません、ここに行きたいんですけど…」とGoogle Mapを見せられることってよくありますよね。もしその地点が住宅街だったり、ランドマークではない場所だった場合は場所の誤認防止のためにナビを入れることが多いですが、明らかな目印がある場合はそのまま走ることだってあります。

以前のお客様がまさにそのシチュエーションでした。見せられたマップに目印となる交番が映っていたので、「交番の北側の路地だな」と考えつつそのまま向かったところ、後部座席の二人組の女性が「すごいよねぇ、あんなにぱっと地図見ただけですんなり来れるんだねぇ」と話しておられました。

普段から走っているからどうってことないことではあるんですが、そう言ってもらえると嬉しいです:)

たまに言っていただけることの中でもかなり上位の嬉しさなのがこれです。

基本的に同じタクシーに乗るなんてかなり稀なこと。運転手としてならよくある話なんですが、お客さんからしたらタクシーの中での再会なんてそうそうあるもんじゃないでしょう。降りてしまえばもうそれっきり会うことはない関係。それが運転手とお客さんです。

だけどそれでも「お兄さんめっちゃ感じいいよね!また乗りたい!」や「運転が丁寧で乗り心地よかったよ、毎回運転手さんのタクシーがいい。指名ってできない?」などと言っていただけることがあります。

嬉しい限りです。福岡市内だけでも何千台いるのかわからない幾多のタクシーから選ばれるわけですから。たまたま波長が合って話が弾んだだけだったりもしますが、「また乗りたい」と思ってもらえるということはそのお客さんにとっての正解に限りなく近かったということ。

あときっと僕の運転に対して不安要素がなかったというのもあるのかなと思います。乗り心地って本能的に感じるものだから、よく跳ねてたりカックンカックンしてたらどれだけトークが面白かろうがリピートしたいとはならないはず。怖いもん。あと酔いそう。

僕の中での優先順位は1に安全、2に乗り心地なので、そこを評価していただけたのかと思うとやはり嬉しいものです。

チップやお土産も嬉しいけれど…

今回はタクドラをしていて嬉しい瞬間を4つ挙げました。

パッと思いつくのは長距離を引けたときだったりチップやお土産(自販機のコーヒーとか)をもらえた時なんですが、ブログに書くレベルかと言われれば若干違う気がして。

長距離のお客さんって、言い方はよくないかもしれませんがただの売上なんですよ。到着した時の達成感とかはあれど嬉しさの方向性が異なります。

車庫に戻ったときに「おれ○○まで行ったぜ」と誰かが話してるのを聞いたとしても「へぇ~、すごいなぁ」とはなれど、長距離客を目標にするのはなんか違いますよね。

チップだってそうです。「おれこの間2,000円チップもらってさぁ」なんて自慢気に言われたとしても、自分も欲しいから仕事頑張ろう!にはつながらないと思うんですよ。

 

だけど上で書いたような「自分の仕事の仕方やクオリティ」を褒めていただけたら、それだけでモチベーションにつながります。この仕事をしていてよかったと思えます。

一般的な「タクドラの嬉しい瞬間」とは少し違ったかもしれませんが、個人的な嬉しい瞬間でした。

今回は以上です!今日も一日、ご安全に!(`・ω・´)ゞ

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