タクシーのワンメーターは嫌?現役ドライバーが「近くてよかった」と思う7つの場面

タクドラの小ネタ

こんにちは、福岡のタクドラ4年生、塩っぺです!

タクシードライバーなら避けては通れないもの。

それがワンメーターです。

現在の福岡市内では、初乗り運賃は600円。アプリ配車であれば、そこに300円の迎車料金が加算され、合計900円になります。

売上だけを考えれば、できることなら長距離のお客さんを乗せたい。そう思うドライバーも少なくないでしょう。

でも、実はワンメーターだからこそ嬉しい場面もあるんです。

「近くてよかった……!」

今回は、現役タクシードライバーの僕が、ワンメーターのお客さんを乗せて思わず胸を撫で下ろした場面を紹介していきます。

もちろん、ワンメーターのお客さんを否定したいわけではありません。

むしろ、近距離だからこそありがたいことだってあるんですよ。

それでは、いってみましょう!

トイレに行こうとして…

人間誰しも一度は経験があるでしょう、お腹の緊急事態。僕はお腹が滅法弱くて、ちょっと寒かったりするだけで急転直下のピンチを迎えることもしばしば。

緊急事態の時に限らずともトイレを我慢してるときなんて誰だってあるわけです。

このお客さんが降りたらコンビニ行こ〜っと。そう思ってる時に限って、降車地で別の人が待っていたりするんですよ。しかも後続にタクシーは見えないから、乗せないのもなんだか…。

仕方なく我慢して乗せて、目的地が1km先だったときの安心感たるや!

もうすぐ帰ろうとしてて…

隔日勤務の塩っぺにも一応定時というものはありまして、だいたい2時前後。

夜中に都心部にいるのはあまり好まないので、会社の周辺だったり郊外のエリアをウロウロしています。

時刻は午前1時過ぎ。そろそろ一旦止まって精算の準備でもしよっかな〜とどこかしらで休憩を取るわけですよ。コンビニの駐車場とかで。

コンコンコン…

誰かが窓をノックする音。「すいませ〜ん、乗れます?」って。

いやぁ、いいんですけどね、全く問題ないんですけどもね。さすがに滅多にないけど天神とか中洲とかだと帰るの遅くなっちまうなぁって思うわけですよ。

そんな時に「すみませ~ん、近いんですけども~」って前置きが入ると「むしろ今はラッキー!」って思ったりします。

フィーバー時の都心部ループ

夕暮れ時は帰宅ラッシュ。16時を過ぎるころから少しずつ手挙げ・アプリが増えて、17時台に本格化。そんな時はあまり郊外に出たくはなかったりします。

いや、長距離なのはありがたいんですけれどね。

例えば天神岩田屋からご婦人が乗って来たとして、早良区の重留までなんて言ってもらえたら一瞬だけ心が踊ります。だけどここから先六本松が混んで、茶山だったり七隈だったり、野芥だったりが渋滞するよなぁと思うと少し憂鬱になります。

そして重留まで行ってしまうと、中心部にいるよりはお客を乗せられる可能性は低くなります。競合する空車も減るので案外どうにでもなったりもしますが。

とはいえ乗せられる確証などないわけですから、できるだけ都心部で回数を稼いでから郊外に出たいなあと思うことはあります。笑

降ろした瞬間、乗って来た時

これに関しては「ワンメのほうが嬉しい」というより「ワンメでも嬉しい!」って言うほうが正しいでしょうか。

どこかしらから実車でやってきて降車地に着いたら誰かが待っていた、ということはタクドラなら誰しも経験することだと思います。

運賃が2,000円だと思っていたら、そこから1メーターじゃなくて初乗り1回分がプラスになって2,670円になった!お客降ろしたらまた次のお客探すんだぁなんて思ってたら、探す前に向こうから来てくれた!みたいな。

前にいた130mで降りていく人みたいなのでもない限りは、嬉しいもんです。

めっちゃ感謝してくれる人

こちらも引き続き、ワンメでも嬉しいってケースです。

「ごめんねぇ、どうしても脚が悪くてねぇ…助かったよありがとう」

こんなことを言ってくれるお爺ちゃん、お婆ちゃんだったり。

「近いのにすみません、道がどうにもわからなくなっちゃって」

と困っている方だったり。

「子どもが寝ちゃって…💦」

というママさんだったり。誰かの大変なときに役に立てて、お礼を言ってもらえるというのはやっぱり嬉しいもの。

ワンメーターだってお客さんなんですから、正しい使い方をしていただけるのであればお気軽にどうぞ!

何らかのトラブルに発展しそうな人

さて、ここからは「ワンメーターのほうが嬉しい」というよりも、「ワンメーターでよかった……」と思うケースです。

タクシーの仕事をしていると、ごくまれに乗車した瞬間から何かしらのトラブルを予感させるお客さんに出会うことがあります。

例えば、乗り込んできた瞬間から怒っている人。

行先を聞いただけなのに、なぜか強い口調で返される人。

こちらが何もしていないのに、明らかに敵意をむき出しにしてくる人。

もちろん、表情や雰囲気だけで相手を判断することはできません。

体調が悪かったり、何か事情を抱えていたりする方もいるでしょう。

ただ、実際に乗務していると、ちょっとした言動から「これは慎重に対応したほうがよさそうだな」と感じる場面があるんです。

そんなときは、できるだけ丁寧に、そして冷静に対応することを心がけています。

目的地を聞いて、意外と近くだったとき。

「よかった……!」

もちろん、近距離だからといってトラブルが起きないわけではありません。

それでも、少しでも早く安全にお客さんを降ろせると、ホッとすることがあるんですよね。

まじでゲロ吐く5秒前の酔客

これから年末にかけて、地元の集まりやらなんやらで飲みの席が増えるシーズンです。そうすると飲み屋街でタクシー需要が高まり、自ずと流しでそちらに向かうことが多いんですが。

そういう時に必ず1組は道端にいるんです。やべぇ、こいつ吐くぞって感じの青い顔した酔っ払い。

初めて乗車をお断りしました
乗ろうとしたおっさんのズボンには明らかな嘔吐跡が。乗務員んデビューから3年、初めてまともに乗車をお断りをしました。

以前この投稿で書いたような正当事由(着衣に嘔吐の跡がある等)が成立すれば乗車拒否も可能ですが、そうでなければ基本的に手が挙がれば乗せるのがルール。

乗せた瞬間、八百万の神々に祈りを捧げるんです。どうか無事に降ろせますように!!って。

そして行先を聞いて1㎞以内だったときの安堵たるや!

酔っ払い さっさと降ろそう 吐かれる前に!

まとめ|ワンメーターだって嬉しいんです!

今回は、タクシードライバーの僕が「ワンメーターでよかった……!」と思う場面を紹介しました。

売上だけを考えれば、長距離のお客さんを乗せたいと思うこともあります。

だけど、トイレに行きたいときや、そろそろ帰庫したいとき。あるいは、誰かが困っているとき。

ワンメーターだからこそ、ありがたい場面だってあるんです。

そして何より、タクシーは近距離のお客さんも大切なお客さん。

「近くて申し訳ないな……」

なんて気にする必要はありません。

必要なときに、必要な距離だけ。

これからも、安心してタクシーをご利用くださいね!

それでは、今日も安全運転で(/・ω・)/

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