タクシー会社の選び方|現役ドライバーが振り返る入社前に確認したかった6つのポイント

タクドラの小ネタ

こんにちは、塩っぺです!

タクシー運転手への転職を考えている方にとって、気になることのひとつが「どんなタクシー会社を選べばいいのか」ではないでしょうか。

僕が福岡でタクシー運転手になって、早いもので間もなく丸4年が経とうとしています。ありがたいことに、弊社には今も新人さんが入ってきてくれています。

一方で、入社して間もなく辞めてしまう人もいるようです。

もちろん、仕事には人それぞれ合う・合わないがありますし、思っていた仕事と違った、やりたいことができなかったという事情もあるでしょう。一定数の退職者が出るのは、ある程度仕方のないことだと思います。

ただ、長いようで短い人生。せっかくタクシー運転手に転職するなら、会社とのミスマッチはできるだけ避けたいものです。

そこで今回は、福岡でタクシー運転手として4年間働いてきた塩っぺが、「入社前に知っておけばよかった」と感じたタクシー会社選びのポイントを紹介していきます。

入社前に知りたい!タクシー会社の選び方

給与形態・歩合率と毎月の控除項目

何よりも気になるのは給与形態と歩合率ではないでしょうか。稼ぐために働くんですから当然ですよね。僕だってそうです。

給与体系について事前に分かっておくと役立つポイントは以下の通り。

・歩合率
月間売上の何割が給料になるのか。

・足切りの有無
「足切り」とは、一定の売上を基準に給与条件が変わる仕組みのこと。例えば、月間売上45万円以上なら歩合率50%、それ未満なら45%というように、売上によって歩合率が変わる会社もあります。

・ボーナス積立の有無
ボーナスの支給方法や原資は会社によって異なります。毎月の売上から一定額を積み立てる仕組みの場合、積立分が毎月の給与に反映されるため、月々の手取りにも影響します。

・控除項目の有無
制服代、車両使用料、キャッシュレス決済手数料が乗務員負担の会社もあるんだとか!

大きく分けるとこの4項目です。特に注意したいのが4つ目「控除項目の有無」です。他の3つは聞かなくても教えてくれたり、給与条件として転職サイト等で出てくることがほとんど。

ただし、控除項目については、求人情報だけでは分かりにくい場合があります。面接や会社説明の際に、自分から確認しておくと安心です。

僕が面接を受けたけど結局入社しなかった会社は、キャッシュレス決済の手数料を乗務員に負担させていると、だいぶ後になって知ってびっくりしたことがあります。

面接でもそんなこと言ってなかったので、もしあの会社に入っていたらと思うと…。

勤務形態・勤務時間と公休日数

タクシー運転手の勤務形態は、大きく分けて3種類あります。昼間に乗務する日勤、夜間に乗務する夜勤、そして2日分の勤務を1回の乗務にまとめる隔日勤務です。

その時の会社の乗務員数などによっては、勤務形態を限定して募集していることもあるようです。自分の働きたい勤務形態がある場合は、事前にその募集があっているかを確認しておきましょう。

夜勤を希望して入社したものの、配属状況などの都合で日勤や隔日勤務を案内されるケースもあるようです。

勤務形態と合わせて確認したいのが公休日数。特に「年間休日233日で月収○○万!」系の広告をきっかけに転職を検討している方は要注意です!

この233日には隔日勤務の勤務後(いわゆる明け休み)が144日含まれているから、純粋な公休日は89日だったということも。

タクシー運転手の公休日数については別の記事で詳しく解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。

タクシー運転手ってきつい?福岡の現役タクドラが語るホンネ番外編【求人広告のワナ】
「年間休日233日で月収60万」そんなコピーをみて「タクシーっていいな」と思っているそこのあなた。うまい話には必ず裏がありますよ。

導入している配車アプリと自社無線の有無

配車アプリが普及したからタクシー運転手になったという人もいるのではないでしょうか。実際僕も配車アプリが無ければこの仕事は選ばなかったかもしれません。それくらい、日々の乗務において配車アプリの存在というのは大きいもの。

現在GO、DiDi、Uber、S.Rideなどといった配車アプリがありますが、それらをどのように導入しているかは会社によってさまざまです。

僕の会社は最近になってUberを導入しましたが、それをきっかけに日々の売上が格段に上がった乗務員もいるそうです。

配車アプリとはいわば、お客さんの入り口ですからね。エリアと利用されやすいアプリがあれば鬼に金棒、獅子に鰭…というのは言い過ぎですが、それくらい心強いときがあります。

また、配車アプリに合わせて聞いておきたいのが自社無線の有無。

自社無線がある会社なら、アプリ以外にも自社の顧客や法人契約などから配車を受けられる可能性があります。

福岡にも数社、報道系の法人契約を持っている会社がありますが、やはり長距離案件が時々舞いこんだりするらしいです。

また地域に根差した会社だと、固定客が付くこともあるんだとか。

営業スタイルをグッと広げられるのがこの配車アプリと自社無線です。自身の思い描く働き方に合った会社選びの判断基準になることでしょう。

ただし、導入しているアプリの数が多ければ必ず稼ぎやすいというわけではありません。地域によって利用者の多いアプリは異なりますし、実際にどれくらい配車が入ってくるかも重要です。

事故時の自己負担や補償

タクシー会社が事故を起こした乗務員に対して、事故の修理代などという名目で給料から罰金を天引きしたり、事故の修理代として一律〇万円と予め決めておくことは原則として違法(労働基準法違反)ではありますが、古い会社などではこういった規則が残っていることがあるようです。

求人票では確認しにくい項目です。面接では聞きにくい内容ですが、仕事をしていく上ではとても重要な項目です。

・事故時の修理代や保険の免責額は誰が負担するのか

・会社独自の事故負担金制度があるのか

・自損事故や物損事故でも自己負担が発生するのか

・事故による営業停止期間中の給与はどうなるのか

事故を起こした際の自己負担額や補償内容は、会社によって異なります。求人票だけでは分かりにくい項目なので、面接時に必ず確認しておきましょう。

どうしても面接では聞きにくいという人は、転職エージェントに相談してみるのもひとつの方法です。会社の内部事情や求人票だけでは分からない条件について、確認できる範囲で情報を集めてもらえる場合もあります。

未経験向けの研修と免許取得支援

タクシー運転手として働くのに必要となる2種免許ですが、最近では免許取得費用を負担してくれる会社が多いようです。

しかしながらそれよりも大事なのが、入社後の社内研修。残念ながら、入社後2〜3日、場合によってはそれ未満の研修だけで営業に出す会社もあります。

一方で研修制度がしっかりしている会社だと、お客さんを乗せやすいポイントや運収の上げ方だけでなく、安全運転や接客、乗務時の危険などについての研修を行っているところもあります。

ノウハウを教えてもらってから営業に出るのか、手探り状態で営業に出るのか。未経験者にとってどちらがいいかは明らかですよね。

・研修期間はどれくらいあるのか

・同乗研修や実地研修はあるのか

・地理や営業エリアについて教えてもらえるのか

・接客や事故防止についての研修があるのか

・独り立ちした後も相談できる先輩や指導担当者がいるのか

未経験からタクシー運転手を目指す人は、免許取得支援の有無だけでなく、研修期間や具体的な研修内容についても確認しておきましょう。

福利厚生と会社の雰囲気

給与体系や配車アプリのように売上へ直接影響するものではありませんが、安心して働けたり、日々のモチベーションにつながったりするのが福利厚生です。

・退職金

・健康診断

・社宅や寮

・休憩設備

・社員割引

会社によっては無事故表彰で旅行をプレゼントしたり、リロクラブなどで福利厚生サービスを利用できるところもあるようです。(いいなぁ…)

法人経験を個人タクシー開業のステップとする人にとっては、退職金の有無は開業経費の準備にも大きく影響するのではないでしょうか。

福利厚生は会社によってさまざまです。退職金や各種手当のように将来の生活に関わるものから、仮眠室や浴場のように日々の乗務を快適にするものまであります。自分にとって必要な制度が整っているか、求人票や面接で確認しておきましょう。

また、福利厚生と同じくらい気にしておきたいのが会社の雰囲気です。

・乗務員同士の人間関係

・管理職や運行管理者との距離感

・新人へのサポート体制

・乗務員の年齢層や社内の雰囲気

乗務員同士の人間関係や、管理職との距離感、新人へのサポート体制などは、求人票だけではなかなか分かりません。可能であれば面接時に営業所の様子を見せてもらったり、実際に働いている乗務員の話を聞いたりすると参考になるでしょう。

まとめ|自分に合ったタクシー会社を選ぼう!

タクシー会社を選ぶ際には、給与や勤務時間だけでなく、配車アプリの導入状況や事故時の補償、研修制度、福利厚生など、確認しておきたいポイントがいくつもあります。

求人票に書かれている条件だけでは分からないことも多く、実際に入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースもあるかもしれません。

大切なのは、単純に条件の良い会社を探すことではなく、自分がどんな働き方をしたいのかを考え、それに合った会社を選ぶことです。

タクシー会社によって給与体系も営業スタイルも職場環境もさまざま。焦らず情報を集めて、納得できる転職先を見つけてくださいね。

求人票だけでは分からないことは転職エージェントに

ここまでタクシー会社選びで確認しておきたいポイントを紹介してきました。

しかし、給与体系や事故時の自己負担、実際の職場の雰囲気など、求人票を見ただけでは分からないことも少なくありません。

かといって、面接の場で細かい条件をあれこれ質問するのは、なかなか気が引けるものですよね。

そんなときは、タクシー業界に詳しい転職エージェントに相談してみるのもひとつの方法です。

求人の紹介だけでなく、希望する勤務形態や給与条件について相談したり、応募先の会社について確認できる範囲で情報を集めてもらったりすることもできます。

自分だけで転職先を探すのが不安な方は、こうしたサービスも上手に活用してみてください。

積極的に相談したい人はドライバーズワーク

・タクシー業界に詳しい担当者に相談したい

・希望条件に合う会社を紹介してほしい

・転職活動をサポートしてほしい

・とにかく細かく教えてほしい

そんな人には、僕が転職したときにも利用した転職エージェント「ドライバーズワーク」がおすすめ!

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