白手袋なんて、どれも同じだと思っていました。
ナイロン製で、三本飾りがあって、手首にホックがある。どれも大体同じです。
だけど素材や作り、耐久性は違うのかも。それに指の角度や長さが違えば使いやすさだって変わってくるはず。
これは、白手袋をこよなく愛する身としてはぜひ知っておかなくてはならない。そして、現状に満足せず、自らの手にピタリとフィットする手袋を見つけるのもまた一興でしょう。
ともすれば乗務中に気づかないうちに抱えているストレスが軽くなる、そんな手袋と出会えるのではないか。
これは、時間をかけて調べていく必要がありそうです。
……いや、白手袋ごときに何をそんなに大げさなことを言っているんだ、と思われるかもしれません。
でも、毎日のように使うものだからこそ、こだわってみると意外と奥が深い。
ということで、月1回更新のシリーズとして、白手袋を1種類ずつ1か月間使い倒してみることにしました。
使い心地はもちろん、洗濯するとどうなるのか、どれくらいで傷んでくるのか。
1種類につき1か月。実際のタクシー乗務で使い続けて、白手袋の違いをじっくり調べてみます。
僕が白手袋に憧れるようになったきっかけ
幼少のころ、僕は鉄道オタクでした。
運転席の後ろにへばりつき、運転士さんの一挙手一投足に熱烈な視線を送るのが電車に乗るときの何よりの楽しみ。
ハンドルに添えられた手に指差喚呼。濃紺の制服に映える真っ白な手袋が、僕の目には猛烈にカッコよく映りました。

そして時は流れ、僕はバスオタクになりました。
運転席が一番よく見える左最前列の座席(通称オタ席)に座り、運転士さんを眺めています。小さいころとやることはな~んにも変わってはおりません。


ありがたいことに、SNSでつながった運転士さんに乗せていただく機会もあり、そのたびに運転席まわりや手元を撮影しています。
バスオタクを名乗りつつも、車体そのものにはそれほど興味がありません。
それよりも、いつも通り走っているバスと、運転士さんの所作を眺めていたい。そんな変わったタイプのバスオタク。それが塩っぺであり、ひやむぎです。
これ以上書くと本旨から大脱線して、ただただ運転士さんの手袋の尊さについて語るだけの変態的投稿になってしまいますので、詳しくは僕のバスブログのこの記事をご覧ください。

別にバスに興味はねえぜ!って読者の方におかれましては、「塩っペは三本飾りのある白手袋フェチ」とだけご承知おきください。
今月の白手袋はこちら!

購入店舗:グッデイ西福岡店
商品名:ナイロン トリコット(礼装用) L 紳士 105 /
製造元:九州手袋工業株式会社
金額:547円(税込)
↓商品リンク|グッデイオンラインストアへ

現在普段使いしている手袋です。
新品を着けてみる

着用前に僕の手について書いておきます。
僕の手って、結構デカいんです。指先から手首まで21cm。中指だけで9.5cmあります。
フリーサイズの手袋なんて指の間に水かきができるし、伸縮性バツグンの軍手でも1時間も作業していればどこかしらに穴が開きます。
僕よりも手が大きい人ってあんまり出会ったことがなくて、唯一覚えているのはアメリカに留学した時に出会ったダニエルくらいです。身長195cmの男でした。
元気かな、ダニエル。
いいヤツだったよな、ダニエル。
普通の人の手を九州くらいの大きさだとすると、僕の手はたぶん北海道くらいです。ダニエルの手はオーストラリアくらいでしょうか。
…何が言いたいかというと、僕の手は比較的大きめってことです。
これから書くレビューはそんなサイズの手を基準にしています。ご購入の際はその点だけお気を付けください。

ではでは、早速着けてみます。
新品を開封して装着。普段着けている、いつもの着け心地です。
う~ん、落ち着く。とはいえやはり指の間には1cmには満たないくらいの水かきができておりますが。
開けたてなので少しゆるっとしています。指先がわずかに余ると言うか。とはいえ、運転には全く支障のない程度です。細かいボタン操作などがあれば、少しだけ操作しにくいかもしれません。
もともとタクシーにはそんな細かい作業があまりありませんからね。僕の使い方であれば問題はないでしょう。

続いて、手のひら側。生地はそこまで分厚くはありません。肌の色が薄っすらと透けているのがお分かりいただけるでしょうか。
かと言って「薄い=チープ」というわけでもなく、むしろ薄いからこそ通気性に優れている部分もあるのかと思います。
よく「手袋してると蒸れない?」って聞かれることがあるんですが、1年を通して感じたことはありません。
もちろん夏場は汗をかくこともありますが、それでも手袋をしていること自体がストレスになるような蒸れ方はしませんでした。
この辺りは、薄手のナイロン生地がいい仕事をしているのかもしれません。
乗務してみる

さてさて、ここからがタクシー運転手としては一番大事なところ。実際に乗務で使っていきます。
運転操作
適度なグリップでハンドル、ウインカーレバーに触れられます。
新品時は少しダブつきますが、一度洗濯すると縮むようです。それ以降はぴったりフィットして、手袋を着けていないような操作感が出ます。
タブレット操作
GOタブレット、DiDiタブレットともに操作は可能。ただしHuawei製のDiDiタブレットはたまに反応が鈍いことがあります。(取り付け方による角度などが原因なのかもしれません)

乗務後の画面の皮脂汚れはこんな感じ。手袋を着けているからと言って全く汚れないわけではありません。しかしながら、よく触れる箇所以外はほとんど皮脂汚れがありません。一定の防汚効果はあると言えるでしょう。
この日はずば抜けて汚れてるな…汗
通気性
着用したのは、秋雨前線の南下が早かったため例年ほどはないもののまだ暑さの残る2026年9月。車内は24℃設定のエアコンを常時稼働させていました。
僕がハンドルを持つ位置はエアコンの吹き出し口と同じ高さにあるのですが、だからといって手が冷えすぎることはなく、かと言って暑い、蒸れるということもありませんでした。
乗務後の汚れと洗い方

隔日勤務、20時間の乗務を終えて帰宅した手袋。
この日はシルバーウイーク前ということもあり、空港行き配車が多い日でした。大きなキャリーケースをいくつも積み下ろししたためか、指先を中心に黒ずんでいます。

左手も同様に、人差し指と中指が黒ずんでいて、親指には日報を書くときに付いたであろうインクの汚れがありました。
この汚れ、洗濯だけじゃなかなか落ちないんです。しぶといんです。
ぱっと見では白くなっているように見えても、縫い目は黒いなんてことがザラにあります。なので、洗濯前のひと手間加えます。

野球、サッカー、陸上、テニスなど、屋外で活動する部活生を持つお母さんの強い味方、ウタマロ石鹸を使います。
手袋を着けた状態で汚れているところに塗り込んで、あとは手を洗うようにして泡を広げていきます。
軽くすすいで、洗濯機へ。渾身のヘッドスライディングで付いてしまった泥汚れもたちまち消してしまうウタマロ石鹸にとって、車のスス汚れなんて朝飯前なのでしょう。
洗濯機から出てきた手袋は新品のような白さを取り戻します。
ウタマロ石鹼はむき出しで使うとツルツル、ヌルヌル滑ってしまいます。かと言ってフィルムを剝がさずにおいておくのもなんだか。
という方にはこちらのシリコンケースがおすすめ。
シリコン製だから濡れても大丈夫、しかも石鹸にぴったりフィットするので持ちやすさが段違いです。
石鹸が小さくなってきたら、下部にある穴から押し上げられるので、機能性バツグンですよ♪
1か月使用したものがこちら
左手|指の間が裂け始める


落ちなくなった汚れもなく、まだまだ使えそうです。
洗濯を繰り返したことで若干縮んだように感じますが、新品の時が少しダブついていたのでむしろ今のほうがフィットしています。

人差し指と中指の間が裂け始めていました。
左手はメーター操作、シフトレバー、エアコン調節、GOアプリタブレット、そしてハンドルと出番が多いためでしょうか。
とはいえ穴が開くほどのものでもありませんね。1か月使いましたが、まだまだ問題なく使えそうです。
右手|ほつれ始めるけど使用に問題なし



こちらはちょ~っとほつれが目立つかなぁといったところ。とはいえすぐに新調しなくてはいけないほどではありません。
利き手なので書いたり何かを持ったりしますが、運転中はハンドルとウインカー、ドアの開閉くらいでしか使わないので傷みも少ないのかもしれません。
ほつれはその中でできたものでしょう。右手も問題なく使えそうです。
ところがどっこい急に来た小指の痛み
9月最終乗務をのんびりとこなしていたんですが、どうも昼くらいから右手の小指が痛むんです。
なんだか小指が何者かの力によって本来とは異なる曲げ方をされている感じ。1か月に渡るハードユースのせいで型崩れでもしてしまったのでしょうか。
利き手の痛みとあっては安全運行に支障をきたすと判断し、当初の予定を早めて新品に取り替えました。
ということでここから、次の手袋検証へと移ります!
次回使用モデル|ワークマン
今回はグッデイで購入できる白手袋「ナイロン トリコット(礼装用) L 紳士 105 /」をレビューしました。
店舗によっては在庫がない場合もあるようなので、オンラインストアなどで調べてから行くといいかもしれません。
次回はワークマンで買える白手袋「ナイロンセーム手袋」を1か月使ってみますのでお楽しみに!
今日は以上です(`・ω・´)ゞ

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