こんにちは、塩っペです。
前回はタクシー運転手ってきつい?福岡の現役タクドラが語るホンネ②【接客・乗客対応編】をお送りいたしました。
今回は【隔日勤務編】です。タクドラになってから3年間、ずっと隔日勤務で働いてきました。好きな勤務スタイルではあるのですが、やはりそれ相応のきつさがあります。
ちなみに、隔日勤務というものになじみがない方はこちらの記事で詳しく書いていますのでご覧ください。

【昼夜逆転】寝る頃にはほぼ朝
僕はいつも、朝7時に出勤、翌1時帰庫で乗務をしています。もちろん最後のお客次第で帰庫時間はもっと遅くなることもあります。
同僚には僕と同じ時間帯で仕事をする人もいれば、10時に出庫して翌5時までの人もいます。出庫時間は融通が利きやすい会社なので、所定乗務時間が守られるならそこはある程度自由です。
だけど隔日勤務の全員に共通することが1つ。仕事が終わって寝るのはほぼ朝なんです。
例えば僕の場合。1時に帰庫して、洗車と精算を済ませて家に帰り着くのが2時過ぎ。そこからお風呂に入って寝るのは3時です。数時間後には朝日が昇り、新聞配達や通勤通学の人たちが動き始めます。
僕は帰庫が早いほうなので暗いうちに床に就いていますが、中には5時頃の帰庫の人もいるんです。そうすると家に帰り着く頃には明るくなっているんです。
ちなみに同僚は朝7時に家に帰り着くと同時に、家族が起きだして、娘ちゃんを保育園に送り届けたらようやく寝られるそうです。家族と起きている時間がズレるのはきついところのいひとつですね。
【長時間拘束】仕事の日は仕事しかできない
「アフターファイブ」という響きにワクワクしたことが、僕にもありました。退勤後のプライベートな時間は仕事をする上での楽しみのひとつ。自己投資に勉強をしたり、趣味に興じたり、誰かと食事に行ったりとその時間の使い方は様々ですよね。
だけど隔日勤務で仕事をしていると退勤後にすることなんてただひとつ。
寝ます。
隔日勤務って20時間近い拘束時間があるんです。もう一度言いますね、20時間ですよ。24時間テレビで考えてみてください。ほとんど見れません。
もちろんその間に休憩時間はあって仮眠を取ったりもできますが、帰り着く頃にはヘトヘト。一刻も早く布団に入りたいわけです。実質「仕事から離れられない日」です。拘束時間というよりも「拘束日」と言った方が伝わるかもしれません。
前職では「今日は帰ったら資格の勉強をしよう」なんてこともできましたが、今はとんでもない。すぐに床に入って、昼まで寝ます。
そういう言い方をすると「でも起きたらその日は休みなんでしょう?」と言われますが、そんなに単純な話でもないんです…。詳しくは次で。
【騙されないで!】明け休みって休みじゃないから!
これについては以前にも当ブログで触れたことがありますが、隔日勤務特有の「明け休み」について。
2日分の仕事を1回にまとめて終わらせるのが隔日勤務なので、退勤後の時間も2日分まとめてやってきます。それが明け休みです。

僕の勤務時間で言えば、午前3時の退勤後から次の出勤までが明け休みです。そう考えるとちょっと得した気がするのかもしれません。
ただこの明け休みっていうのは「退勤後の自由時間」であって「公休」とは別なんです。僕みたいに残業もせずに退勤すれば、それは休みっぽい使い方もできるでしょうけれど。稼ぎたくて朝方まで走る人にとってはほとんどが睡眠時間になることでしょう。
これについては長くなりそうなので、「タクシー運転手ってきつい?福岡の現役タクドラが語るホンネ番外編【求人広告のワナ】」で詳しく書いておきます。良ければそちらもご覧ください。

ちなみに、明け休みがあるから休みが多いように感じる隔日勤務ですが、年間休日数はかなり少ないんです。年間休日数って、求人票を見るときに給与の次くらいに確認する項目ですよね。
大卒を採っているような大手企業では120日以上、その他中小企業でも110日程度あるのが普通かと思います。各種就職サイトを見てもそれくらいの会社が多いイメージです。
ではタクシー運転手はというと、年間休日数なんと70日前後。僕がいる会社もそれくらいです。だから月の公休は6~7日です。明け休みのない日勤や夜勤だと6勤1休と6勤2休が交互に来るので休みの少なさを実感できると思います。
「年間休日233日!」って書いてある求人広告がよくありますよね。あの233日、正しくは「年間休日70日、それに加えて明け休みが163日!」です。
隔日勤務のリズムに身体が慣れない
特にこれは、隔日勤務を開始して3か月目までによく起こる話です。
明け休みにちょっと寝坊して、14時くらいに起きたとしましょう。もうお昼ですよね。昼ご飯というよりもおやつの時間のほうが近い。そしてその数時間後には晩ご飯の時間で、さらにその数時間後にはもう就寝です。
だけど14時に起きて、それから10時間後にもう一度床に就いて熟睡ができるでしょうか。それまで規則正しい生活を送っていればなおのこと、寝られなくなるんです。
布団に入っても眠くない。目を閉じても寝られず、しょうがなくスマホを取り出してSNSをチェックしたりして、気が付けば時計は3時を回ります。
次の出勤まであと4時間くらいしかないんです。そんな睡眠時間で20時間近い乗務に出れば、居眠り運転のリスクはもちろん、判断力や集中力の低下も避けられません。
隔日勤務のリズムに身体が慣れるまでは数回こういうことがあると思います。そんな時は絶対に無理をしないこと。売上は諦めても、安全は諦めてはいけません。
事故を起こしてしまえば、その日の売上どころではなくなります。だから、眠れなかった日は勇気をもって休む。それもプロドライバーとして必要な判断だと僕は思っています。
【まとめ】それでも大好き隔日勤務
今回は隔日勤務のリアルについて紹介しました。
拘束時間は長いし、仕事の日はその1日のほぼすべてが仕事になるので体力的にはハードな勤務形態です。
だけどメリットも当然あって、日勤と夜勤両方の時間帯を経験できるのは隔日勤務の楽しさです。同じ道でも日中と夜とでは全く違うんです。
夜は閑散としている街がだんだんとにぎやかになっていったり、日中は閑散としていたのに真夜中でも煌々とネオンが輝いていたり。そんな色んな表情を見られるのは隔日勤務ならではだと思います。
そして何より明け休み。きちんと時間を管理すれば使える時間は一般的なサラリーマンよりも断然多いと思います。体力に自信があるならおススメの勤務形態です。
今日は以上です(`・ω・´)ゞ

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