こんにちは、塩っペです!
今回は乗務中の気まずい瞬間について見ていきたいと思います!
タクシードライバーの気まずい瞬間あるある!
事故回避のためとはいえ、その後に待つのは「何してんだよ」という無言の圧力。
「急ブレーキ、大変失礼いたしました」とひと言お詫びは入れるのですが、それでも人によっては分かってもらえないこともありまして…。
極力そんなことが起こらないようにと運転していたら、卑屈なまでの防衛運転になっちゃうんですよね…。
よく「タクシーの運転手さんだからどんなに細い道も知ってるよね!」と言わんばかりに乗ってくるお客さんがいますが、いつも走らないようなエリアの道だったりすると知らない道もあって当然。
それにやっぱり人間だから得意な道、そうでない道はあるものです。
だからそういう時は素直にお客さんに道を聞くんですが、そうなると自分のタイミングでの運転ができないからどうしても緊張します。
唐突に「そこ右!」なんて言われても…。
後部座席についているJAPAN TAXIの決済端末、乗務員側で行う操作がほとんどなく様々な決済手段を選択できるため非常に便利ですよね。
ほとんどのお客さんがそれを使いこなせていて、精算ボタンを押したらもうPaypayの支払い画面をかざしているなんてこともざらにあるんです。だから基本的に安心して決済完了を待っているんですが。
たまに結構やかましいエラー音が鳴るときがあります。交通系ICカードの残高不足、クレジットカードの磁気不良など、正常に決済処理ができなかったとき。
「あれ~、suicaのチャージ不足か…チャージできます?」
できるわけありません。バスじゃないんだから。見たことないでしょう、タクシーの中でチャージしてるところ。
「じゃあクレカで~」と別の決済手段にしていただくことがほとんど。チャージ残高はご用心!
時間帯や曜日にもよるから100%回避するのはほぼ不可能。一日に一度ははまると言っても過言ではありませんよね。
お客さんは早くつきたい、だけど同じ信号にもう3回引っかかってる。しかもまだ抜けられそうにないなんて状況…。考えただけで動悸がしてきそうです。
しかもこれが「たぶんこっちの道のほうが空いてるので!」みたいに自分から選択した道だった場合、もう目も当てられません。
逆にお客さんが指定した道で混んでたら開き直れるんですが…笑
これから年度末にかけて、道路工事増えますよね。
片側通行やら車線規制やら、場合によっては通行止めの迂回もあり得ます。
普段抜け道として使っている道が工事中…。しかもそこが塞がるとかなり遠回りの道しか残されていない…。お客さんも何かを察して軽くため息をついている…。
そうならないために常にアンテナを張っています。
車内に被弾したことはまだ幸いありませんが、お守りとして携帯しているゲロ袋が役に立ったときや、直前の申告により奇跡的にドアを開けられたために惨劇を免れた経験はあります。
TV番組なんかだったらいい感じにぼかすような光景とサウンドがリアルタイムで視聴できてしまう車内。
画面だとよくマーライオンで描写されますが、後部座席で盛大にやらかしているのはライオンじゃなく人。見なくて済むならありがたいことです…。
先日先輩ドライバーが見事被弾して帰ってきたんです。車内被弾を回避してきた僕ですらこんだけ気まずいんですから、やられた時はもうこの世の終わりみたいな空気になるんだろうなぁ…。
これに関してはもうどういう神経なのかわかんないんですが、たまにいるんですよ。後ろでチュッチュし始めるカップル。
ラブホにでも突っ込んでやろうかと思います。
4人で乗車して途中で2人が降車。残された男女二人がそれはそれはディープに絡み始めたってのがあったんです。そしてその後男性のほうが先に降りて、女性をご自宅まで送り届けたんです。
まじで声かけきらん。
目的地着いてもなんて切り出していいかわからんもん。
赤の他人である運転手がいても気にならないもんなんでしょうか?もうおそらく一生会うことはないからって高を括ってる感じ?
そういう人が別の機会で同じドライバーに当たったらどんな顔するんでしょうね?
【以下追記】
ブログを公開してしばらく。フォロワーさんからこんなリプをいただきまして。
「ああ!確かに僕もあったぞこんなこと!www」とすごく納得しちゃいました。
思い出しました。僕もあったんですよ、実車中にお腹が鳴ったこと。しかも大音量で。
確かあれは福岡市の中心部天神で手挙げでご乗車、そこから15分ほど走ったところで降りられたお客さんだったと思います。時間は18時頃だったかな?20代後半くらい、割と年齢が近そうな女性でした。
特に話しをするわけでもなく、静かなまま車は快調に目的地へと進んでいきます。天神地区を離れ、交通量の少ない道路に入りました。
心の中で「そろそろ休憩だな、夜ご飯どうしようかな」といらんこと考えてたわけですよ。そしたらそれに呼応するように腹の虫が鳴き始めまして。
「きゅぅ~るるる♪」
え。
なんでこんなグッドタイミング。
せめてもう少し騒がしいところで鳴けよ、腹の虫。つい2分前までそんなところおったやんか。バニラとジョブショコラの挟み撃ち二重奏とか、右翼の街宣車がおるときとかもっとあったやん。
例えばそれが授業中とかなら教科書バサバサしてやり過ごせるけど、運転中にそう都合よく音が出るものなんてサイドブレーキの「ギギギ」って音くらいしかありません。走行中にそれが鳴るということはつまり大惨事です。
あとこれが20代じゃなくて70代くらいのお婆ちゃんなら、耳遠いかもしれないから…と言い訳できました。だけど乗っているのは20代。しかもこんな時に限ってイマドキ女子には珍しいイヤホンしてない人。
その後何事もなくPaypayして降りていかれましたが、「さっきのタクシーの運転手お腹ばり鳴ってた」とかXに書かれてたら恥ずかしいなぁ…。書かれてないといいなぁ…。
気まずいときほど、平常心
あるある~ってなるもの、ありましたか?
こういうシチュエーションって無いなら無いほうが絶対にいいんですが、どこかのタイミングで誰もが遭遇してしまうものだと思うんです。
ただそんなところで動揺して運転操作が狂って事故やトラブルになるなんてもったいないですよね。
どんな時でも平常心でいられる鋼の心を持ちたいものです。
今日は以上です!
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