現役タクシー運転手が配車アプリ「DiDi」で仕事するメリット・デメリットを考えてみました

タクドラの小ネタ

こんにちは、塩っペです!

弊社のタクシーはGOとDiDiという2つの配車アプリで受付をしています。数年前までは自社無線もありました。

そうすると自ずとどちらのほうが使いやすいかということを考えるようになります。GOはこういうところがいいだとか、逆にここはもう少しなんとかならんかと。

ということで今回はそれぞれの配車アプリをドライバー目線で比較してみようと思います。毎回のことになりますが、あくまでこれは塩っペの個人的な感想なのでその辺はご容赦ください!

アプリ紹介だからって案件ではありません。誰からもどこからも何ももらってないから、書きたいことを書きたいだけ書きます(・∀・)ニヤニヤ

DiDiアプリ

DiDi公式HPより

北京に本社を置き、5億5000万人以上のユーザーと数千万人のドライバーを抱えるハイヤー企業である滴滴出行(ディディチューシン)が中国で展開する世界最大級の配車サービス、DiDi。それを日本で運営するのがDiDiモビリティジャパン株式会社です。

ちなみに滴滴(ディディ)は、中国語で車のクラクションを表すオノマトペがもとになっているそうです。そして出行(チューシン)はお出かけ。つまり会社名である滴滴出行は「ぷっぷーでおでかけ」てな感じでしょうか。そう考えるとなんとなくかわいい。

そんなDiDiについて見ていきます。

◎ 迎車地、降車地が最初からわかる

これがDiDiの最大の特徴と言っても過言ではないかもしれません。配車依頼がかかるとどことなく間の抜けた通知音と共にこんな画面が表示されます。

上から①乗客評価、②迎車地、③降車地。

この画面で言えば「乗務員からの評価が✰4.99の人が1.2㎞先で諸岡からららぽーと福岡までで配車依頼中です」ということ。実車距離にしておよそ600mほど。ちなみにこの配車、受付はしませんでした。

だって迎車距離のほうが長いもん。こういう判断の上で取るか否かを決めさせてくれるのがDiDiの良いところ。迎車距離>実車距離となる場合や、渋滞の先に迎車地があって迎車にかなり時間を要する場合は効率を考えると取らないほうがいい場合だってあります。

また、一度乗せたことがある乗客からの配車であれば迎車地と降車地を見てどんな乗客かをある程度予測することも可能です。「この住所、行先ならいつものおばちゃんが乗ってくるな」「確かこの人は積み込みの車いすがあったはず」「あ~。めっちゃ世間話してくる爺さんや…」「あのやかましいスナックかぁ…」などなど。

乗ってくる人が事前にわかるのは、乗せる側からするとものすごい安心感があるんです。トラブル回避になりますから。前回乗せてもはや言いがかりレベルのクレームを言われた、無理に急かされた、交通違反を求められたなど、安全・快適に仕事をする上では極力避けたいもの。一度トラブルがあった乗客は意外と覚えているので、住所と時間帯を見れば結構思い出せます。心当たりがあれば取らないようにできます。

ちなみに、どうしようもなく二度と会いたくない乗客は実車終了直後ならブロックすることも可能です。

◎ 迎車までの余裕がある

DiDiは迎車にすごく余裕があるんです。

例えば迎車までの時間。配車が組まれると乗客側アプリにはおおよその到着時刻が表示されるんですが、よほど道を間違ったりしない限りは表示時刻の3~5分前には到着できることがほとんど。渋滞やルートを考えてどうしても遅れそうな場合でも意外と間に合うことが多いです。

どうしても間に合わない場合だってもちろんありますけどね。

そして迎車に行く過程でもありがたいのが、その後どの方面に向かうかが予め分かっているのでその向きに合わせた迎車ができるんです。乗せた後でUターンという手間があまりありません。

方向転換が難しい細い道の多いエリアではすごく便利です。ナビに表示されたルートだと近いけど、そのまま乗せてしまうと遠回りになるから逆から入ろうという調整がしやすいです。

◎ フリーテキストでのやり取りができる

迎車の目印や予め伝えておきたいことはLINEのようなメッセージツールによってやり取りが可能です。定型文もいくつか用意されているし、自分用の定型文を登録できたりもするので何かとお役立ちです。

フリーテキストといえば忘れられないのがこちら。

神かよ…!

須玖北1丁目の渋滞にハマっていた時のことでした。ああ~この向きで配車受けたのは間違い遣ったなぁ…と思っていた時、ピコンとメッセージ受信のポップアップが出ました。

ものすごくこちらを気遣ってくれる方。年齢は僕と10歳ほど上のように見えましたがすごく落ち着いた方でした。大人の余裕と言いますか。こんな大人になりてぇ~!フリーテキストがあったからこその思い出です。

まぁ、こんなのめっちゃレアですけどね。普通はただの業務連絡です。それに対しては了解~くらいのテンションで見ています。

たまに「ねぇまだ着かん?遅くない?」とでも言いたげな人とか「今すぐ!!!!!!!」というエクスクラメーションマークの数でどうにかなると思っているのとかがいます。それに対して僕がどうするかはご想像にお任せします♡

× 迎車地・降車地が見えるからこそ…

長所は裏返せば短所である。それは就職活動の自己PRを考えるときによく聞く言葉です。そしてそれはアプリにも当てはまります。

DiDiアプリの迎車地と降車地が見える長所は短所にもなるのです。

僕みたいな自堕落な人間には。

「あ~…迎車地遠いからやめとこ」「なんだ短距離かよ」と言って無視しがち。そのくせ天神・博多などの都心部では長距離が出たらラッキ―感覚でアプリを受付中にしておくんです。

そうするとアプリの内部パラメータである「受付率」がみるみるうちに下がります。受付率が下がるとアプリ側が「こいつに配車かけても行かんから」という感じで配車が来なくなる、または短距離だったり他のドライバーが取らなかった残り物的配車ばかりが来るようになります。そこまで行けばもはや地獄のスパイラルです。

短距離が来る→取らない→受付率ダウン→遠くから配車が飛んでくる→取らない…この繰り返しです。

数年前までDiDiは今のように誰でも降車地が見えるわけではなくて、ランクがあったんです。受付率とログイン時間によってプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4段階。降車地はプラチナランクにならないと見せてもらえませんでした。プラチナランク以外に表示されるのは迎車距離くらいで。

だけどむしろ、そのほうが受付率って高かったんです。だからあっという間にプラチナランクになるわけなんですが、降車地が見えるようになると先ほどと同じことが起きました。面倒な行先は取らなくなるんです。そして栄えあるプラチナから初期グレードのブロンズまであっという間の都落ちとなりました。

× ナビ通りに走ると遠回り

降車地入力が必須なので乗客を乗せるとナビモードに切り替わるわけですけども、そのルートがほぼ確実に遠回りなんです。やたらと都市高速に乗せようとしてきます。

そして質が悪いのが、その遠回りルートをご丁寧に長距離配車ってアピールをしてくるんです。

福岡市の都市高速って輪のようになっているから、直線で行かない分遠回りになります。それを長距離だよ~、稼げるよ~って表示するとはいかがなものか。

実際、一般道で直線的なルートを取れば全然遠くないなんてこともザラ。地元の人間はそんな行き方せんのじゃい!!

これについてはお客さんも分かっているようで、よく言われます。なので毎回「ナビ通りで走ると遠回りなので○○経由で走ろうかと思いますがいかがでしょうか?」という確認を入れるようになりました。

× 乗客についての情報が少ない

配車を取ってからタブレットに表示される情報が少ないんです。必要最低限も最低限。個人的には削りすぎとすら思っています。

だって表示されるのはあくまで乗客評価と迎車地、降車地、それと乗客の名字だけ。もっと性別とか年代とか書いてほしい。

住宅街でその苗字の表札でも出ていればいいですが、人通りが多い場所に配車されるとどの人がアプリで呼んだ人なのかが分かりません。

一応アプリ配車をした人にはちょっとした特徴があって、スマホとタクシーを交互に見ながら近づいてくるんです。だけどこれだけスマホでいろんなコンテンツが溢れているご時世、そんな人いくらでもいるじゃないですか。

都心に近い場所にある高級マンションなんてよくタクシーを呼ぶ人がたくさんいるんだから、同じタイミングで数台のタクシーが偶然エントランスに来ることだってあります。その時に表示されているのが佐藤さんという名字だけだと乗せ間違いが起こらないとも限らない。

もう少し情報が欲しいなぁ…。

あとがき

配車アプリDiDiは運転手には一定の自由度がある一方で、痒い所に手が届かず痒いままなところがあることも否めません。

ただ、乗客評価や降車地を最初から見られるなど運転手側に寄り添ったところも感じられます。どのように反映されているのかは全く分かりませんが、定期的に活用アンケートも流れてくるので不満をぶつける先は一応あるのかと。笑

最近はあまりDiDiを取る回数が伸びていない塩っペですが、たまにうれしい配車が来るのも事実。着かず離れずの程よい距離間で使っていきたいと思います。

後日もう一つ導入している配車アプリ「GO」についても書きますのでお楽しみに。

今日は以上です(`・ω・´)ゞ

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