福岡エリアのややこしや

乗務日誌

こんにちは!福岡のタクドラ4年生塩っぺです!

今回はふと思いたったトピック、題して「ややこしや~シリーズ」をお届けします。

どんな職業であっても、どれだけ気をつけていても完全には無くせない聞き間違いなどによるミス。

中でも僕らタクシードライバーは住所や通りの名前、目印などのピンポイントかつ断片的な情報を扱うことが多いんです。そしてそんな時に出てくるんです。同音異義語的な、「雨」と「飴」みたいな。

幸いにも出発時に気が付いたので事なきを得たものの、一歩間違えばとんでもない結末になりかねなかった。そんな「ややこしや~」な行先などを紹介していきます。

「ヤナセ」の交差点

あれは天神ドンキ前での出来事。若い男女が乗ってきました。その日は週末だったのでデートでもしていたんでしょうか。初々しいなぁ。いいなぁ。僕も大学生くらいに戻りたい。

「ヤナセの交差点にお願いします」

男の子の方が言ったんです。

ヤナセの交差点。

僕の中に浮かんだのは福岡市南区日佐にある交差点。福岡の難読地名レベル2くらいの問題で出てくる日佐。これで「おさ」と読む変わった地名にある柳瀬交差点。

あんまり関係ないけど、僕が中学生のころの日佐中学校バレー部顧問は柳瀬先生というゴツいおっちゃんでした。同じバレー部に所属する友達の大ちゃんのお母さんが、柳瀬先生とは高校の同級生だったそうで、何かと大ちゃんがこき使われてたのを思い出します。

練習試合の帰り道、「大ちゃん見て~、柳瀬って交差点があるよ~」と中学生男子のバカ丸出しではしゃいだのはいい思い出です。その時に覚えました。柳瀬交差点。まさかこんな形で仕事に活きるとは。

「南区日佐の交差点ですね」

お客さんに確認すると怪訝な顔をされました。

「いや、確かギリ中央区だったはずです…」

「え…?」

「ん…?」

微妙な時間が流れました。そんな名前の交差点、あったかいな。

「あの、ベンツのお店がある交差点で…」

柳瀬じゃなくてYANASE。

こちらが柳瀬の交差点

距離にするとこれくらい違います。中央区にあるYANASEがある交差点と、南区の柳瀬交差点。

ややこしや~。

「トクナガ」の交差点

あれは忘年会シーズンど真ん中の12月。七隈から乗り込んできたご夫婦でした。

「トクナガのある交差点、わかります?」

ちょっと不自然な言い回しで気が付きました。これ、交差点名としての徳永じゃないって。

徳永交差点だと福岡市西区。国道202号バイパスから九州大学の伊都キャンパスに向かう時に曲がる交差点です。

トクナガの交差点だと福岡市中央区別府1丁目。城南区役所の南側で、地下鉄七隈線の3番出口があります。正確な交差点名は「別府1丁目」で、北に向かえば鳥飼、南に向かえば田島です。

ややこしや~。

茶山四ツ角って3つあんねん

福岡市城南区にある茶山四つ角は3つある。だからGOタブレットにはこんな風に表示される。最初見た時は何かのバグかと思ったが、どうやらこれでいいらしい。

四つ角とは…?

飯倉方面なら城南高校の前の道。

筑肥新道に接続する長い一方通行の道。

スタンド左折直後の左折でイオン笹丘につながる道。

福岡県自動車学校の前を通って友丘に抜ける道。

それぞれ覚えとかないとエライことになります。特に田島や友丘って道が複雑なので…。

ホテルとホテルがごっちゃまぜ

どの街にもあると思うんですよ。ホテル。

その中でも老舗って部類のホテルの話です。

乗ってくるなり「運転手さん、ニューオークラ行って!」

あまりにも自然な流れに「はい、承知しま…え?」と聞き返してしまいました。

博多座の隣にあるのがホテルオークラ、渡辺通りにあるのがホテルニューオータニ。特に近いわけでも無ければ系列でもない2つのホテルがごちゃまぜになっていました。

「え…?運転手さんわからんの?」とでも言いたげな沈黙。

どういうツッコミが適切なのかを考える塩っペ。ニューが出てきてるってことは8割の確率でオータニだと思ったんですが念のため。

「ほ、ホテルニューオータニでよろしいでしょうか…?」と復唱しました。ここで「いや、オークラやろ?」とでも聞き返されたら迷宮入りするおそれがあります。何としても避けたい。

「あ、そうそうニューオータニ!なんか混ざっとったね、ごめんごめん笑」と豪傑なおじちゃん。

間違うのもわからんではないんです。僕も新人の頃に危うく逆の方に連れて行こうとしたことがありました。きっと両者に共通する「オー」という音がそうさせているんだと思います。

ちなみにホテル繋がりで言えば、日航ホテル(博多駅前2丁目)とANAクラウンプラザホテル(博多駅前3丁目)もたまに迷います。

ANAクラウンホテルの近くにあるサットンホテルとか言われたら一瞬考えます。あれ、ANAクラウンの隣ってキャビナスじゃなかったっけ…?あれ、そもそもANAクラウンってどっちだ…?

という感じで。

ANAクラウンプラザホテルの1ブロック隣がサットンホテル(駅前3丁目)

日航ホテルの隣がキャビナス(駅前2丁目)

そしてさらにここでもう1つトラップを仕掛けてくるのが「日航ホテル」を「JALホテル」っていう人。滅多にいないんだと思うけど1度だけ出くわしたことがあって。

JAL=日航って単純変換するだけのように思えるけど、大名2丁目にホテルJALシティってのがあるんです。

もう、勘弁してくれ!

博多駅前のアパホテル、どれや!

ホテル繋がりでもう1つ。この記事にも書いたんですが、アパホテルがめっちゃあるんです。

アパホテル公式サイトで数えてみたところ、9件ヒットしました。その中で博多駅周辺を思わせる名前が付いているのは以下の通り。

博多東比恵駅前
博多駅前4丁目
博多駅前3丁目
博多駅前2丁目
博多駅筑紫口
博多祇園駅前
リゾート博多駅東

博多ってついているだけで7件ありました。日頃そこら辺を走り回っているタクドラなら区別も用意でしょうが、福岡に遊びに来ただけの観光客やビジネス客にその違いはほとんどわからないことでしょう。

だから「東比恵駅前って書いてあるけど博多ってついてるし駅チカなんだろう」と安易な考えで予約しちゃって、「なんだ意外と遠いじゃねぇか」となる人がたまにいるわけです。

あと、こんなにたくさんあるなんて知らないもんだから乗ってくるなり「駅前のアパホテルまで」って言って「たくさんありますがどれにいたしましょう」なんて珍妙な返しをせないかんのです。

お客さんからしたらアパホテルだけでそんなにあるなんて思いもしませんからね。

ちなみに先ほどの「博多シリーズ」に入らなかった2件はどこかというと、清川の福岡渡辺通駅前と大名にある福岡天神西でした。こっちはまだわかりやすいからいいですね。

あとがき

福岡タクドラの僕が思うややこしやシリーズ第一弾でした。まだまだややこしや~って思っているのはたくさんありますので、近々続きを書こうと思います。

以前何かで読んだお話なんですが、池上彰さんがタクシーに乗った時「警視庁まで」と言ったら錦糸町に連れていかれたことがあったそうです。響きも似てますからね、しょうがないっちゃしょうがない。

意外とドアが開いている状態で言われると、周囲の交通の音でうまく聞き取れない事もしばしば。それ以降池上さんは、警視庁に行くなら「桜田門の警視庁」というような枕詞を添えるようにしているんだとか。些細なことですが、その情報があるのとないのでは大違いです。

僕がお客さんへの行先確認をするときは、行先の名称(天神なら天神、博多駅なら博多駅)をした後にルートや目印などで再度確認をするようにしています。

明らかに間違っていればそこで気づけますし、詳細な地点を聞き出すきっかけにもなります。あとお客さんの勘違いで実は行先が違っていたなんてことも防げます。

ちょっと面倒くさがりなお客さんが生返事で返してきても、違和感があればほとんどの場合は聞き返してきます。経路と目的地点に不安があるなら車を出さない、意外と大事なことだと思っています。

今日は以上です(`・ω・´)ゞ

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