お疲れ様です!塩っペです!
日頃タクドラの日常を垂れ流している当アカウントですが、今回はどちらかと乗客の方へ向けた記事となります。
配車アプリ「GO」についてです。好評であれば弊社が導入しているもう一つのアプリ「DiDi」についても書きます。早速行きまっしょい!
配車受付時に降車地は見えない
GOアプリでは配車依頼時に降車地を設定しておくことができます。乗車したら行先を言わずとも発車できるので、乗客・乗務員双方にメリットがあります。
GO配車をよく取りますが、6割くらいのお客さまが降車地設定をしてくれているのでありがたい限り。できればもっとしてほしい。スナックからの配車等であればお店がいちいち住所まで聞くわけにもいかないから分かりますが、そうでないならぜひとも降車地設定はしておいてもらえるとすごく助かります。
一番困るのは「とりあえず呼んどこう」と呼んで「ええと…初めて行くお店なんですが…」と乗り込んでから場所の説明をされる方。いやいや、お店なら調べたら出てくるやん!と思っちゃいます。
そんな便利なGOアプリなんですが、乗務員には少し困った仕様があるんです。それが…
迎車地に着くまで
降車地は見れない
厳密には迎車地まであと90mを切ったあたりで公開されます。それまでは「降車地設定:あり」という表示のみ。

向かっている方向によっては絶望します。天神に行くのに逆方向に向いて着車したなんてなれば転回するか遠回りして向かうことになります。
また降車地を見れるようになる前にお客さまが乗ってしまった場合(手前まで歩いてきてくれた時など)は、メーターの実車ボタンを押すまで降車地が見れないんです。
「え?降車地設定したよ?」みたいな気まずい空気が流れるのでどうにもいたたまれない…。
おそらくこんな仕様にされている背景には「近距離だったらキャンセルする乗務員がいるから」という性悪説的なものがあるんだと思いますが、せめて200m手前くらいで見せてほしいものです。
運転手に届くGOチップは1割引き
タクシー運転手をしていて嬉しい瞬間のひとつ、それがお客さまからのチップ。キャッシュレス決済が普及する前であれば「お釣りは取っておいて」というやり取りがもっとあったことでしょうが、それも今となっては昔の話。経済産業省のデータによれば、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%だったそうです。約半分。
僕がドライバーになった時にはすでにキャッシュレスユーザーがかなり多かったのであまりわかりませんが、それよりも前。特にコロナ禍以前にドライバーになったベテランドライバーさんの中には「チップもらえることも減ったなぁ…」と思う人もいるのではないでしょうか。
そんなところに現れたGOチップというシステム。
GO Pay決済を選択したお客さまが降車後に「今日の運転手さんは気持ちのいい接客だったな」なんて思った時に、後からチップを送れるシステムなんです。
乗務員にはポイントとして届き、好きなタイミングで口座に振り込むことができます。しかも半年に一度の頻度でやってくる手数料無料の期間を選べばまるっと全額受け取れます。
そう書くととてもありがたいシステムに見えますが。



毎回なぜか半端な金額なんです。そこで確認したGOのHPには…。
あれれ~、おかしいぞぉ~?
お客さまが払うのは¥200、¥500、¥1,000なのに運転手が受け取れるのは¥180、¥450、¥900割。1割少なくなってるなぁ~?
おや、誰か来たようだ。
目印情報でたまに吹き出す
GOアプリには自分がどこで待っているか、どんな服を着ているかなどを乗務員に伝えてスムーズに乗車ができるような機能があります。
周りに人が多い場所、似たような建物が多い場所などの時には迎車地点を見つけやすくてとても便利です。「玄関前」や「建物正面」などがほとんどなのですが、お客さまの手入力になっているようで文章がくることもあります。
これについては以前書いたこちらの投稿でも触れたのですが、今回はそれ以降で出会った目印情報を書きます。
↓以下、最近あった目印情報です
「トイレットペーパー2つ抱えています」
お買い物大変でしたね。
「白衣」
お医者さんかと思ったら某大学の教授でした。
「○○クリニックの前に真っ黒の女が立っています」
夜中だったこともあり、ちょっと怖かったです。
「裏口にお願いします」
あんたんちの裏口知らん。
ちなみにXで見かけたんですが、運転手に伝わるのをいいことにこんなことを書く不届き者もいるようです。
こういう所謂「汚客」を追い出すシステムが欲しいです。
「今向かっています」って言えば待つわけじゃない
前述の目印情報とは別に、乗客と乗務員が定型文を送ってやり取りができる機能もあるんです。基本的に迎車の到着後に使うものです。
ちなみに乗客は目印情報にフリーテキストで自由に書き込めますが、乗務員には定型文しか用意されていません笑
ちなみに乗務員が最もよく見るメッセージはこちら。

ベストなのは到着時点でお客さんが道路に出てくれていることなんですが、到着時点でまだ出てきていないお客さんもいます。というかそういう人のほうが多い気がします。
そしてそういうお客がよく送ってくるんですよ、「今向かっています」って。
あのさぁ、2回もそれ送る暇あったらさっさと来んかね。
送る側としてはおそらく「これ送っときゃ待っとるやろ」くらいのもんだと思いますが、基本的に5分待っても出てこなければメッセージの有無にかかわらずキャンセルしますので悪しからず。
お客様名でもたまに吹き出す
ひと笑い取りに来ているようなツッコミどころのある目印情報でしたが、お客様名でもクセのある人がいまして。この場で出しても差し支えない程度にご紹介いたします。
40代 男性 ハク様
湯婆婆(ゆばーば)の下で働き幾十年…?
バキ様

車内での”親子喧嘩”はご遠慮ください。
空条承太郎様

スタープラチナは出せますか?
ドビー様

マルフォイ家に仕えるしもべのあなたがなぜ…?
待ち合わせ時刻はムリゲーが多い
配車受付をして、タブレットに迎車地までのナビゲーションが表示されます。
受付するとタブレット上に配車情報が表示されてナビゲーションが始まります。

そして右側には待ち合わせ時間と降車地設定の有無が表示されているわけですが、開始されたナビゲーションの到着予定時刻と待ち合わせ時刻を見比べると…。
待ち合わせ 16:47
到着予想時刻 16:51
お客との折衝苦手な営業マンかよ。
後になって「ごめんこのクライアントなんだけどさぁ…」とヘラヘラしながら謝ってくる営業マンかよ。現場がそれでどれだけ苦労すると思ってやがる!!
多くの場合ナビが相当な遠回りをしているので、到着予定時刻に間に合うか1分遅れくらいで済むのがほとんどです。だけどなんでそんな仕様にするかなぁ!!
ナビの到着予定時刻を乗客アプリにも表示してくれたら、どれだけ心安らかに迎車できることか!
紙での領収書が欲しいならGO Payは使わないで
これ、現場が一番手を焼いている問題だと思うんです。Go PayやDiDiアプリ決済等の領収書問題。
領収書の二重発行になるし、アプリ内クーポンなんかを使われていたらメーターの金額がウソの金額になってしまいます。
だから基本的に車内でのレシートの類はお渡しできないんです。
これに関しては女性最年少で個人タクシーを開業されたさちゃたくさん(@sachantaxi33ojo
)がポストにてわかりやすい図を作っておられましたので、引用させていただきます。
もうこれを引用したら僕が書くことは何もなくなってしまうんですが笑
だけどこれについては、アプリの運営元に対して声高にこう叫びたい。
アプリの運営するんだったらそこらへんもっと周知しろよ!
現場に説明する手間を押し付けるな!
文句言われるのこっちやぞ!
あくまで僕の感覚なので実際どうなのかはわかりませんが、7割のお客さんは車内で受け取っちゃいけないことを知らない。だから理由を説明すれば引き下がってそのまま降りていきます。
残りの2割はそれを知っているのに「もらえたらラッキー」くらいの感じで言ってきて、あとの1割は承知の上でゴネてくる。
「前に乗った運転手はくれた!」とか「理由は分かるけどもらえないと困る!」、「そういうのいいからレシート!」と勢いで押せばどうにでもなると思ってる。
ちなみにこれ、渡してしまったら運転手側にも刑罰だったりのリスクがあるそうです。法律の専門家でも何でもないから詳しいことはわかりませんが、私文書偽造罪ということになるらしい。
車内で渡したからって即逮捕!みたいなもんじゃないと思いますが、だからといって渡すわけにはいきません。
ちなみにゴネればいいと思っているお客に渡さずに降ろすと、もれなく乗務員評価が★1にされます。DiDiの乗務員評価はそういう汚客のせいで★4.66です。Goアプリの評価は見たことがありませんが、色々書かれてんだろうなぁ…笑
まとめ!
今回は前回投稿したタクシードライバーの配車アプリあるあるの続編を書きました。内容自体は似通ったものになっちゃいました。笑
まだまだこんなのがあるよ、というのがあればリプなどでお寄せください!
今日は以上です!今日も明日も、ご安全に!(`・ω・´)ゞ
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