【酷道】桜坂861号線は車で通っていいのか不安になるトンデモ坂道だった!

タクドラの小ネタ

こんにちは、塩っペです。今回は僕が出会った酷道シリーズです。

お客さんから言われて入った道、ナビに連れていかれた道、突如迷い込んでしまった道などなど、タクシードライバーをしていると知らなかった道との出会いは毎日のように訪れます。

「へぇ!この道通るとショートカットできるんだ!」や「渋滞を避けるのに良い道だね!」といういい発見がある反面、たまにあるんですよね、とんでもないヤバイ道。

今回は僕が見つけたとんでもなくヤバイ道をご紹介していきたいと思います。

けやき通りと城南線をつなぐ桜坂861号線

六本松から国道202号線を警固方面に進むと左側に見えてくる護国神社。西鉄バスの「護国神社前」というバス停の向かい側が、今回の酷道への入口です。

一方通行の細い道に入っていきます。

ちなみにこの一方通行、少し言ったところに逆向きの一方通行があってループできるようになっています。

警固方面に走っていて後ろからアプリで呼ばれたときなんかにUターン路に使ったりしてます。

さてさてこの道を真っ直ぐ行きますと

なんとこんなほっそい道の奥に福岡大学セミナーハウスなんてものがありました。びっくりです。

どんな時に使われるものなのか。ちなみにその隣には福大大濠高校の寮もありました。大濠高校からはかなり近いですからね。直線距離なら…汗

思わぬところで出会った福大施設を通り過ぎるとまた一層道幅が細くなります。

前から佐川急便の2t車が来たので一旦待避しておきます。

こんなところまでトラックで来るのか…。やっぱりプロはすごいですねぇ。僕なんかタクシーでもこの道入るの嫌なのに…笑

写真じゃ伝わりにくいですが、この辺はもうかなり登り坂になっています。

すでに脛とかふくらはぎとかがちょっと痛い。日頃の運動不足が露骨に出ちゃってます。

やっとのことで頂上に到着しました。もっとちゃんと運動しないとなぁ、酷道巡りしたいのにできたもんじゃありません。

ミイラ取りがミイラになるように、酷道撮りしてて酷道に果てるかもしれません。

果てない程度に酷道を巡ってそれを運動にすれば良いのか。

それにしても2tトラックが通ったり、レクサスのSUVが止まっていることから考えても激狭ってわけではありませんね。対向車が来たらとんでもない目に遭いますが何も来なければ大丈夫そうです。

ここまでは。

さあ行きますよ。

回れ右しますよ。

まずは心の準備もいりますからどんな状況下を示す標識から見てみましょう。

道路狭窄あり、斜度30%、そして50m先幅員1.8m。

知らずに入った先で見たくない標識がフルコンボだドン!

道路狭窄の標識だけでも見たら冷や汗ものなのに、そこにすんごい斜度の坂道があって途中で塩っペを横に置くよりも3cm狭い箇所がある…。

想像はつくでしょうか。

日本の国道で最も急な坂道は、斜度37%。大阪府東大阪市と奈良県生駒市境にある国道308号線の暗峠(くらがりとうげ)だそうです。角度にして26度。車でも一度途中で止まってしまうと脱出は困難なんだとか。

それに比べたら7%緩いものの、それでも16.7度ですからね。下手に軽自動車とかで登ったらどうなることか…。

それでは今度こそ。

ほぼ水平方向にカメラを向けるとその先が見えなくなります。それだけでもこの坂がえらいこっちゃなことが感じられるのでは無いでしょうか。

カメラのアングルをそのままに坂道の際まで進むとこんな感じ。

右側の手すり(?)なんてもはや階段に付いてても不思議じゃないレベルの角度です。なんでこんな坂道が車道として存在しているのか。

せっかく来たんだし降りてみます。ここに来るまでですでに疲労困憊の塩っペの脚がもうやめてと言っている気がします。

溝が彫ってあるからいいものの、普通の路面だったら滑るでしょうねぇ。この日雨だったし。

何かのフェンス扉に差し掛かるところが幅員1.8mの最も狭くなる箇所。平地ならなんとも無いでしょうが、この坂道を下った後でのハンドル操作は怖いものがありますね。

ようやく一番下まで下り終えました。

下からだと「見上げる」という表現がぴったり。これはもう坂道じゃなくて、壁とか崖とか山とかそういう種類が相応しいんじゃないでしょうか。

下っている途中で坂の上に住んでいるのであろう女性がずんずん登ってました。きっと日常的に通っているんだと思います。足腰強くなりそうだなぁ。

坂を下ってそのまま進むと城南線の桜坂(西)交差点に出ます。ここは薬院方面への左折限定がありますので、間違って六本松方面に右折しないように気をつけましょう。

けやき通りから城南線にワープするには便利!

とんでもねぇ坂道の桜坂861号線、いかがでしたか?

写真で伝えるには限界がありますので、興味があるという方はぜひ現地に行ってみてください。ただし本当にとんでもねぇ坂道なので、車が登らなかった、ブレーキが効かなかった、思ったよりも怖かったなどは自己責任でお願いします。

あと通ってみて転んで怪我したとかも責任取れませんので、徒歩や自転車で行くときはウォーミングアップを忘れずに行きましょう。

タクドラ3年生に進級した塩っペは、今後こういった酷道やタクドラならではの目印などをお届けしていく予定です。

これからもどうぞ、よろしくお願いします!今日は以上です!

【次回予告】全力逆落としコース

ヒルトップリゾートホテル(旧山の上ホテル)から六本松421へは定番の行き先ですが、城南線の六本松交差点は渋滞常連の交差点。どうにか避けられないものか。

そんなときに使うと早い、だけど尋常ならざる下り坂があります。

誰が呼んだか「逆落としコース」を塩っペが歩いてきました。

お楽しみに!

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